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スポブラの必要性   乳房の構造   下垂の科学   クーパー靭帯   ポーツマス大学の研究
下記文章は、(株)ワコールの「下着とカラダの基礎知識」からの引用です。

下垂の科学


乳房の下垂とは。

上胸のボリュームのハリが無くなって、乳頭の位置が下がり、乳房が脇に流れた状態。
乳房と胸筋のつながりが緩み、肌が張りを失うことで起こる。

年齢とともに進行し、豊かな乳房は重力の影響を受けやすく、小さい人に比べて、下垂し
やすい。また、妊娠時のトラブルや、過度のマッサージで乳腺やクーパー靭帯が傷つけ
られたり、紫外線の刺激で、肌の伸縮性が失われる、等にも影響される。

  1. 下垂の原因。

    1. 乳房全体の重さ。

      乳房自体が重ければ重いほど、重力の影響を受けやすく、皮膚の伸縮性が低下
      して下垂してゆく。

    2. 加齢。

      年齢が上がるに従い、下垂する人は増加する。
      ホルモンバランスなどの変化によって、乳腺と脂肪の構成比率や組織そのものが
      変化。皮膚も伸縮性、柔軟性が低下し、復元力がなくなる。

    3. 物理的刺激。

      ランニング等の運動による振動や、極端なバストマッサージ等で、クーパー帯を
      痛め、これを長時間繰返すと、下垂を加速させると考えられる。

    4. 出産時期。

      出産期は、乳房内部の乳腺、脂肪の構成比率や組織が変化。
      乳房の重量が重くなる他、乳腺炎などのトラブルが発生しやすく、乳腺組織周辺
      の健康度を低下させてゆく。


  2. 完全には解明されていない下垂のメカニズム。

    1. クーパー靭帯の伸び。

      メッシュ状になった「クーパー靭帯」が、長時間にわたる、外からの一定の刺激を
      受け続けることで、次第に緩んで伸びてしまい、乳房を支えられなくなる。

    2. 細胞の統合性の乱れ。

      結合組織を構成するいろいろな細胞や線維は、一定の統制力の元に調和しあって
      存在しているが、長時間にわたる、外からの一定の刺激を受け続けるうちに、この
      統制が乱れ、調和のバランスがとれなくなり、乳房を支える力を失う。

    3. 乳房と大胸筋の間のズレ。

      乳腺組織と、これを支える結合組織は、乳房の後ろ側で膜状の組織を作り、大胸筋
      の表面にある筋膜と弱い結合組織でつながっている。長期間にわたる刺激は、次第
      に2つの膜の間にズレを生じさせ、乳房そのものの位置が下がっていく。

    4. 脂肪細胞の増大。

      加齢によるホルモンの変化で、乳腺の細胞が萎縮すると、空いた部分に脂肪細胞が
      入り込み、全体に脂肪の量が増えることで、乳房に重みが加わるほかに、乳腺が
      脂肪に置き換わることで、やわらかくなり、下垂する。